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ISN×企業

信州Well-being有識者対談インタビュー Vol.1 藍広江さん

今回対談するのはInternational School of Nagano代表代表栗林と、信州松本出身の3人のお子さんを持つ起業ママ、信州バウムクーヘン工房てまりや代表の藍広江さんです。今回の対談インタビューでは ”地域のWell-being” と “世界水準”の テーマでお話していただきました。

キーワードは何を選ばれたか教えてください。

藍さん:

すごく悩みましたが、『ご育て』と『信州の自然』を選びました。私自身、3姉妹を育てながら起業して、信州の自然を取り入れた事業をしているので、この2つにしました。

栗林:

広江さんって子育てをしながら起業をしてきて、他にはない枠に縛られない価値観を持っていると思うんです。今はビジネスでどんなことをしているのか教えてください。

藍さん:

”信州から世界へ”というのがテーマです。

信州の美しい水、雄大な土地で先祖代々大切に育てられてきたお米や卵をたっぷり使う事。

ここで生まれ育った私たちからしてみると、この地域で地元のものを食べるのはごく当たり前のことで価値を感じにくいんですけど、県外や海外から来た人から見ると、これだけの自然に恵まれていて、山がすぐそばにあって、そんな風に創られたバームクーヘンをギフトとしてもらった人も、信州を感じてもらえるような商品を作ること、届ける事を心がけています。

栗林:

使っているものが日本産の食材にこだわったり、それってwell-beingというか、豊かさ・質の高さだと思います。商品の品質はもちろんそうだし、広江さんが届けたいって思っている物ってサービスだったり、豊かな価値を備えていますよね。

藍さん:

それは常に考えています。

ギフトやお土産を購入する時って、あげる相手の事を想っているからこそ商品を手にしてると思うんですけど、てまりやの商品が「旅行の話+アルファ」のものであるように。

土産と一緒に、信州で巡り会った人の事や、こんな自然があったという話を県外や世界に話して伝えてもらうきっかけになればと考えています。

栗林:

当たり前の地元で取れるものなどを、「これって当たり前じゃない、人から求められている事」だと気づく事。相手がどういうことに価値を置いているのかを汲み取る能力ですよね。

藍さん:店を始める当時は松本名物と言われるものがあまりなかったです。

お土産コーナーなどでパッケージの裏を見ると他県産のお土産が沢山置いてあって、これを観光客の人が手にすることで、地域が潤うだろうか、ここで成長していく子供達の未来が豊かになるだろうか、と考えた時にクエスチョンマークが浮かびました。

過去に飲食業を営んでいた事から、地元でお米を一生懸命育てている人達がいる事、長野県の卵にこだわっている人がいる事など、繋がりを通して、その集大成として一つの松本のギフトを作りたいと思いました。

栗林:

私たちのスクールでは、これから食育勉強会を保護者に主導してもらって、スタッフたちと開く計画ですが、広江さんはそれをずっと昔から気づいてやっていたことが素晴らしいと思います。

広江さんや私たちの中では、その分野で世界水準がすでに当たり前っていう考えがあると思います。自分自身も周りにもwell-beingを実現してますか?

藍さん:

てまりやは地元のものをふんだんに使いたくて、普段小麦粉で作るバウムクーヘンを全て地元の米粉で作っているんですが、世界的に見るとグルテンフリーにこだわりを持っている人がいたり、アレルギーがあって小麦粉が食べれなかったり、もっと言うと輸入に頼っていたり。最近、「そういうところを超えた商品だね もっとその部分も発信して行ったほうがいいよ!」と声をいただいて、そこにニーズがあるんだと気づいたことも沢山あります。

栗林:

求められている事を、もっと磨こうとしている段階ですね。

藍さん:

無添加だったり有機のものだったり、さらにこだわったものをこれから作って届けていきたいなと思っています。

ー 企業紹介 ー

信州バウムクーヘン工房てまりや

信州は豊かな自然に恵まれ、おいしい食材が豊富にあります。

『てまりや』は「信州の豊かな恵みをお福分け」をコンセプトに、信州産コシヒカリの米粉、玄米粉をはじめ、信州産クリームチーズ、松本ノニたまご、小布施栗など、
信州育ちの食材にこだわりました。澄んだ空気、清らかな水、あふれる新緑。
大自然の恵みを幾重にも重ねた、すこやかバウムをお届けします。

〒390-0811 長野県松本市中央2-4-15 謝藍ビル

TEL・FAX /0263-39-5858

HP:https://www.temariya.jp/