国際バカロレア(IB)プログラムについて

IBプログラムとは?

IBは、国際バカロレア機構(本部 ジュネーブ)が提供する国際的な教育プログラムです。1968年にチャレンジに満ちた総合的な教育プログラムとして、世界の複雑さを理解し、対処できる生徒を育成し、生徒に未来へ責任ある行動をとるための態度とスキルを身に付けさせること、国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を与え、大学進学へのルートを確保することを目的として設置されました。現在、団体は認定校に対する共通カリキュラムの作成や、世界共通の国際バカロレア試験、国際バカロレア資格の授与等を実施しています。

生徒には、探索・実験・発見を通じて自発的に学ぶ姿勢が推奨され、授業の内と外で色々な興味を高めていくことに重点が置かれます。2015年3月2日時点で140以上の国や地域の4,050校にて実施されていました。2022年1月には159か国の5,400の学校で 7,500プログラムが提供されています。生徒の年齢に応じ、以下の教育プログラムが提供されています。

ISNとIB

ISNがIBプログラムを遂行している理由は大きく二つあります。
一つは、IBはIB参加前のISNプログラムととても似ていた事。移行がスムーズでした。テーマに沿って探究するIBに参加することで、世界のトップ校の、しかも同じような教育価値観を持った学校のスタッフと一緒に行うことが出来ます。「子どもたちにとって最善」を目指す “プログラムの改善” において、同じ方向で話ができるという大変嬉しい利点です。それぞれユニークな理念のもと、各国の教育者の言動は大きなインスピレーションになり、一校で毎年プログラムの開発をする事に比べると、より効果的に良いものが提供できるのではないかと思われます。

もう一つは、世界のメンバー皆で行うことでもっと大きなスケールのプログラム開発を進めることが出来る期待。これまで自分でしていた作業が、世界のトップ校と繋がることで、情報が自動的にアップデートされます。世界の動き、各学校の情報を参考にすることが出来る。プログラムの内容にまつわる情報の入手にも、また教育者としてのモチベーション、プロフェッショナルな業務態度においても効果的であるのではないかと考えます。フレキシブルかつ高い水準の意識を、スクール全体として保つことが期待できます。

プライマリー・イヤーズ・プログラム(PYP)

プレスクール〜G5の初等教育過程(6年間の教育課程)3-12歳を対象として、精神と身体の両方を発達されることを重視したプログラム。どのような言語でも提供可能。幼児期から始めるPYPは、IBの目指す学習者像をもって多様な社会的スキルや心得、学習スキル、を身につける。興味のあることが”自分を高めること”に繋がるよう焦点が当てられる。1997年に設置される。

ミドル・イヤーズ・プログラム(MYP)

11-16歳を対象として、これまでの学習と社会のつながりを学ぶプログラム。どのような言語でも提供可能。どのような態度で学びに取り組むか。理想を掲げてバランスのとれた小さな学習者として活動を発展させます。1994年に設置される。

ディプロマ・プログラム(DP)

16-19歳を対象としたプログラムであり、所定のカリキュラムを2年間履修し、最終試験を経て所定の成績を収めると、国際的に認められる大学入学資格(国際バカロレア資格)が取得可能。原則として、英語、フランス語又はスペイン語で実施。1969年に設置される。

キャリア関連プログラム(CP)

16-19歳を対象として生涯のキャリア形成に役立つスキルの習得を重視した、キャリア教育・職業教育に関連したプログラム。一部科目は英語、フランス語又はスペイン語で実施。2012年に設置される。

IBの利点

先生と生徒、生徒間での対話法により、発見や考え方がその個人らしい発展をしていく無限の学習法が、IBプログラムの特徴の一つです。生徒は学習態度、方法を含め多面的に評価されます。生徒は世界で1つの自分らしさを評価してもらうことが出来ます。教師は生徒一人ひとりを見る目、教師としての人間性はもちろん、総合的評価ができる大変高度な能力を備えている必要があります。教師は生徒の学習態度、方法を含め多面的に評価します。ゆえに生徒は世界で1つの自分らしさを評価してもらうことが出来ます。教師は生徒一人ひとりを見る目、教師としての人間性はもちろん、総合的評価ができる大変高度な能力を備えている必要があります。

静的オーバーレイ
IBの学生は自分の学習に責任を持ちます。
彼らは個人的な目標を設定し、学習を振り返り、自己評価する機会が与えられます。
IBでは学びの中心は常に生徒です。先生は議会の議長のように生徒の学びの発展を助言によりサポートし、時には舵を取る役です。話し合いは生徒間で行われ、生徒がゴールを決め、どうしたら目標に到達するか、またアセスメント(評価)も自己評価により行われます。
静的オーバーレイ
IBの学生は自分の学習に責任を持ちます。
彼らは個人的な目標を設定し、学習を振り返り、自己評価する機会が与えられます。
バランスのとれた考え方ができる生徒というのは、IBの多くの学習者像の一つです。知力のみならず体を動かすことに長けていること、より良い社会へと取り組む事に喜び、生き甲斐を感じる総合的な人間を毎日の具体的な目標に沿って育てます。
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