International School of Nagano 13周年。
一人一人が学習者のlearning community.(家族)





―2012年、15人の生徒とそのご家族、5人のスタッフで、保育施設以上の発想もなく始まったISNは13年目を迎えました。
今振り返ると、設立から数年は”方向性”はあっても、blindfolded/目隠しをした手探りだった感覚でした。初期に入園した生徒たちが小学部、中学部を卒業し、2025年、ISNチームは当時想像もつかないほど頼もしく健康的に成長しています。成長を支えてくださってきた方たち、そして今も継続的に共創し続ける皆さんがいるから、私たちは毎日学び、毎日成長を楽しむことができます。このゆっくりとした大きな、大きな車輪のような前向きな循環へ、心からの感謝の気持ちを込めて、ISNの現在地を共有させていただきます。



ISNプログラムは、生き方を学ぶプログラムであり、ISNは、IB同様、プログラムに関わる人全員が「自主性から主体性へ」を目指す、「学習者」であると捉えてます。
個人的に私は、ISNコミュニティーの皆さんと、第二の家族のような関係でいるのが理想です。
ISNは、自分自身と周りに健康的で家族のようなウェルビーイングを探究し、心や目的を深め、スキルと知識を日常で身に付けていく場所であると考えています。ISNプログラムやIBのワークショップは、ISNの理念、ビジョン、ミッション、行動指針の実現を加速する目的で存在し、有効なツールだと思っています。
設立当初と今の違いは、目指す方向は同じでも、それをより具体的に実現する方法が(できることが)明確になっていることです。 一例を挙げると、ISNはこれまで以上に様々な形で、全学習者へ向けて、有意義な学びの機会を提供準備が始まっています。ISNにとって学びの場は、日常の会話、パーティー、発表会、フェスティバル、懇談会、ふと思った疑問を共有すること、異なる価値観の意見を興味深く聞いている瞬間、望む結果がつくれなかった時自分ができる別の方法は何か「自分ごと」で発想を転換している時… 至るところに見られます。「さっきまでの自分にはない自分を発見する」楽しさと、希望の日々へ。
ゆっくりでも、確実に地に根を張って、一人一人の、”見たこともない個人と社会の状態” を、私たちは目指しています。こうして大好きな皆さん達と毎日を一緒に過ごせることそのものが、私たちの喜びで、元気の原動力です。
一瞬、一瞬の学びの機会を、思いっきり楽しんでいきましょう。そして今後もご助言、お力添えを、どうぞよろしくお願いいたします。




