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Gojo Middle School

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7月 進路を決めるまで、受験のプロセスと準備

海外の高校の選考についての情報を探していました。中3の春頃、選考の告知がありました。入学希望書願書を提出をして、選考が通れば、夏頃インタビュー(面接)の日程を調整します。入学希望願書と一緒に提出するのは、学校(ISN)からの成績表です。ISNはプレスクールも小学部もポートフォリオがあって、小学部と中学部では、IBの学びの評価表に加え、教科ごとに数値化された成績表もつけられます。面接前の選考は、中学部での成績が全てです。推薦状も添えます。

秋から真剣に受験勉強を始めました。塾で開催していた夏期講習を試してみた興味から、続けて週2回塾に通い始めました。同時に、問題集やテキストなどの教材が一気に増えました。はじめのうちは、その教材の使い方を学んだり、ペースをつかんだりしていました。そのうち定期的に模試を受けるようになりました。集中するために試験前は英語の授業を移行して、日本語での試験勉強に集中していたこともありました。

公立高校の受験は、海外の学校の選考と反対に、最終テストである入試の点数が殆どすべてのようです。フリースクールとして、内申点がない事についてどうなのかと、教育委員会、高校校長などいろんな関係者に確認をとりました。内申点がないことによってハンデになることはない説明を何度も受け、入試を経験してみた結果、「その通り」でした。内申点の代わりに、調査票にこれまでの実績を書くのですが、調査書の内容が「通常の学校生活を支障なく送ることが出来る」内容であれば、重く入試の合否判断に影響することはない事が明らかになりました。あくまで入試の日の点数です。ちなみに入試では67位でした。

高校で、友達と一緒に過ごす毎日はとても楽しいです。純粋に、これまでと違った環境を楽しんでいます。授業の内容が多くなったりして、大変な事もありますが、6月の定期考査(試験)で、約300人中11位でした。ISNでは、特にスコアを意識した勉強はほとんどなく、知識以上に、意識やふるまい、スキルなどが評価されます。点数で評価されるのは新鮮です。英語や数学の点数は予想していましたが、科学で100点だったり、地理などの偏差値が高かったのは、驚いたし嬉しかったです。

まとめて、海外の学校、日本のインターナショナルスクールに進学するなら、中学校での2年間の成績は、良いものが有利です。インタビューは、学校によっては、例えば「自分の夢」「最近の社会問題」「賛成?反対?なぜ?」のような質問をだとします。具体的に、その生徒の興味が本人の中でどう、自分の興味や価値観と社会(貢献)が繋がっていて、学校生活を通し、インパクトを与える事に繋がっているのか、が聴きたいのかもしれません。インタビューで話される言葉の中から、その学校や社会でのリーダーとしての可能性を、今本人がどのくらい意識しているか、評価されることもあるかもしれないです。

ISN中学2年生、14歳の時、将来の高校を考え始めました。オーストラリア、イギリス、カナダが思い浮かびました。パイトットを目指す夢があるので、そこに繋がりやすい高校を考えていました。

オーストラリアが思い浮かんだのは、穏やかな気候と、カンガルー、コンバット、コアラなどの動物たちのイメージ、そして、年長クラスから4年生頃まで担任だった先生がオーストラリア出身だったことも影響していると思います。

イギリスのボーディングスクールを見学したことがあります。一度行ったことがある国なので、自分がそこで生活する感覚が想像しやすいのもあります。両親の卒業した大学がイギリスでした。よく話を聴いているので親近感がわきました。ヨーロッパの国の一つであったり、世界的に有名な大学が幾つかあるのも、自分の興味に影響していると思います。

現実的に、経済的な理由もあります。調べてみると、ボーディングスクールだと、1年間の学費と寮費で、日本円で約600万円からがほとんどで、中には1,200万円かかる所もあり、私立や、高いポンドは、選択外でした。市立、州立高校の検討を始めました。海外や、地元以外の生徒も積極的に受け入れているにしているボーディングスクールは、私立がほとんどです。公立高校は、私立の高校よりも安いのが一般的ですが、留学生の受け入れ枠は、地元の学生よりも高い学費が設定されています。それに加えて、寮費などがかかります。

治安の良さを優先順位高く調べていて、カナダ州立高校を知りました。自然の美しさや、近郊の都市への興味が枠ました。ブリティッシュコロンビア大学は気になる大学の一つで、似た文化の県内に存在していることから、意識するようになりました。準備を進める中で、ISNサマーキャンプのインストラクターがカナダ人だったことを思い出し、聞いてみたら、そのインストラクタイーは高校がある地域の近くの都市出身で驚きました。

面接を終えて、入学の動機をタイトルにしたエッセイの提出が求められました。合格の知らせがありConditional Offer(内定)通知が届き、学費の支払いが済み、カナダの州立高校G10入学となります。入学初日のオリエンテーションの日を確認し、フライトの予約や、その後の休暇(翌年度進級の時期)までの10か月のプログラムのスケジュール管理など、いろいろな作業がありました。

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